強く生きる

つらつらと徒然と

劇団Radishの公演を見て

つい先日の日曜日(9/21)に劇団Radishという東京大学のサークルの公演を見に行きました。

学生の劇というのを見るのは学芸会等を除いて初めて見て凄い!と言う感想が素直に湧き上がってきました。同じ学生でもこういう風に物語を書ける事、それを演じ切るという事、人に感動を与える事、そういった事が出来るというのは素晴らしいと感動しました。

 

正直な事を言えば最初はどうせ学生がやってるからな~とクオリティを求めて見に行ってはいませんでした。しかし、劇を見たらどうでしょうクオリティもとても高く内容もよくできていました。次も見に行こうと心で決めた瞬間でもあります。

 

公演の内容について少し語るならば主人公は親友の結婚報告で自分の人生に疑問を持つといった所が出発点なのかな?と思いました。そこに幼馴染との再会や宇宙人との出会いという所が絡まっていくコメディ感もある良い演劇になっていました。

 

また、演劇に宇宙人を取り入れているのでフィクション感がとても強い中で主人公の感情や悩みと言ったものがリアリティあるものだった為私は「さあ、ここで告白だ!」と思っていたシーンも「早く引き留めて!」と言ったシーンも良い意味で裏切られました。これが逆に良い公演になったんだと思います。

 

何が良い公演だったのか、それは主人公や脇役の間の取り方・セリフの言い方・言葉の言い回しそういったもののクオリティが高かったのが良い演劇に繋がっていったのだと思います。

 

映画などと違い恐らく3日間の公演全て微妙に違ったのかな?と思っています。一度限りの今と同じものがないというのが劇です。そういうものに惹かれていき好きになる気持ちが今回知ることができて人生経験として得をしたなと思いました。